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 そろそろ、スライドからデジタルに移行したいとお考えの方も少なくないでしょうし、どうせなら始めからデジタルで!と思っても手がかりがない方もいらっしゃるでしょう。そんな方への雑文はH.P.や歯科雑誌に再三書いてきましたが、あらためて2001年時点での私見をまとめることにしました。
まずはパソコン!

 デジタル化というと「まずデジタルカメラ!」という考えが一般的と思いますが、デジタルカメラはパソコン無しでは十分機能しません。反対にパソコンで画像を扱うシステムができていれば、デジタルカメラの導入にはたいした問題は起こりません。どんなカメラが必要かもはっきりしているはずです。私自身の歩みを振り返ってもデジタルカメラは最後でしたが、それが回り道だったとは思っていません。現在でもシステム全体の中で最も後発で流動的なのはデジタルカメラです。リアルタイムで患者さんに見せるということを別にすればデジタルカメラは不可欠な道具ではありません。カメラよりもパソコンのシステムを充実させることを優先した方が間違いないのです。
写真画質を維持する

 デジタル化に当たって終始考えなければならないことは、35ミリ・スライドと同等の画質をできるかぎり維持することです。デジタルがいくら便利だからといって、スライドとはかけ離れた不鮮明な画像や、不自然な色調が許されてはならないはずです。ところが何気なく撮ってきたスライドは実は大変な実力の持ち主だったのです。さらにドラムをプロジェクターに乗せればそのまま高画質が投影できたスライドに較べ、デジタル・プレゼンテーションではさまざまな器材が関連してきます。その行程で何かを間違えたり勘違いしたりすると、とんでもない画質低下を引き起こす可能性が多々あるのです。
 35ミリ・スライドの画質をデジタル画像に換算すると600万画素とも1000万画素ともいわれています。現在の高画質のデジタルカメラはそのラインに近づきつつあります。ところが広く使われているXGAのデータ・プロジェクターは78万画素しか表現できません。明るさでだまされていますがデータ・プロジェクターの性能は、まだまだスライド・プロジェクターの比ではないのです。もし安価なVGAのプロジェクターを使ったりすれば、300万画素の小型デジカメの1/10のデータしか投影できません。
 デジタルカメラやスキャナーからの画像データを、発表用に加工していく過程も危険だらけです。パワーポイントに貼り付けるようと、データを圧縮していけばそれだけで画像は劣化します。さらにレイアウトのため拡大縮小したりすれば劣化はどんどん進行します。
 こうした問題を最少におさえてプレゼンテーションを作り上げても、スライドには敵わないという事実をはっきり認識しておくことが大切なことです。
必要器材
◎ 必ず必要   ○ あった方が便利   ● 最後には欲しい
1. ノートパソコン デスクトップだけでも作業はできるが移動には必要
2. CRT・ディスプレー ノートパソコンに接続する、液晶より色が見やすい
3. フラットベット・スキャナー 透過原稿ユニットつきでも3万以下
4. 写真画像加工ソフト 写真画像調整加工からプレゼンまで
5. プレゼンテーション用ソフト インターネットからダウンロード
6. データ・プロジェクター 個人で持つには荷が重いが用途はだんだん広がる
7. デジタルカメラ デジタル化の仕上げ、診療室でリアルタイムに
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