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[ハードウェアーの選択]


 

1. ノートパソコン

 アルバムを作ったりどこででも見せられるという点で、紙に焼き付けられた写 真には根強い人気があります。少々の露出の過不足などを補ってくれるのもプリントならではです。反面 スライドの色調に較べるとどうしても見劣りするのはさけられません。35ミリスライドの画像は素晴らしいものですが、そのまま見るには小さ過ぎます。大きくするにはスライドプロジェクター、スクリーンと暗い部屋が必要です。
 その点ノートパソコンは便利な道具です。パソコンとしてのさまざまな機能だけでなく、小さな映写 装置としても役立ちます。プロジェクターと接続すればたちどころに発表会も始められます。内蔵ハードディスクも10GB以上(1GBは1000MB)が当たり前になってきましたから、手持ちの写 真すべてを持ち歩くこともできます。小さなハードディスクをつなげれば、さらに容量 はいくらでも拡大できます。スライドやアルバムを持ち歩くのとは雲泥のちがいです。
 いざとなるとたくさんの機種があって選択に困ってしまいます。軽い方が良いのは当然ですがCD、PCカードなどすべての装置が外付けというのも不便なものです。内蔵に較べトラブルも多いものですから、必要頻度を考え何を内蔵にするか考えておいた方が良いでしょう。画像用としては以下のこともチェックして下さい。

  ・ 併用するデスクトップ機となるべく同種のもの
  ・ ディスプレーが小さ過ぎないこと
  ・ ディスプレーが明るく指向性が小さいこと
  ・ 外部出力端子、カードリーダーを備えているもの

 

 

2. ディスプレー

 画像を扱う上ですべての中心になるのはディスプレーです。これを頼りにすべての作業をするわけですから、もしディスプレーが正しい色調を表現していなければすべてが無茶苦茶になってしまいます。当たり前だ!と一蹴する前にもう一度自分のディスプレーを厳重にチェックしてみて下さい。デッドラインは決められませんが、ディスプレーの寿命は思ったほど長くはないのです。すべての色調調整の拠り所となるディスプレーを信頼できる状態にしておくことは、基盤作りのなかで最も重要なポイントです。散々色調補正などに苦労して、最後にディスプレーを調べてみたらば色ずれしていたというのでは笑って済まされないのですが、よくあることなのです。繰り返しますが画像のデジタル化の第一歩は、何よりも信頼できるディスプレーを正しく調整しておくことです。
 ノートパソコンは便利ですがこれだけで画像の色調などを判断することには無理があります。ノートパソコンだけで作業する場合には、それと接続するディスプレーを別 に用意した方が良いでしょう。いくら良くなったといっても液晶ディスプレーより、CRTのディスプレーには一日の長がありますし高価なものではありません。パソコンは一台でも家ではCRT、外では液晶というのは賢明なシステムです。さらにMac PowerBookのように2画面表示が可能な機種であれば、CRTのほうに画像を表示しツールなどはノートパソコンの方に展開するというような使い方が可能です。

 

 

3. 画像の読み込み(スキャンニング)

 スライドからの入力はスライド・スキャナーが王道とされています。良いスライド・スキャナーで読み込まれた画像は素晴らしい画質、色調をもっています。しかし使い方をマスターするのは簡単ではありませんし、価格も比較的高く作業時間もかかります。ポスターのような大きな画を作るのでなければ、透過原稿用のユニットがつけられる、フラットベット・タイプのスキャナーを使うことをおすすめします。操作も簡単で色調調整の時間もかかりませんし、われわれの用途に耐える画質は維持できるはずです。フィルムの現像所などに依頼して、フォトCDにしてもらうのも面 倒はありませんが、時間と費用がかかり小回りが利かないので継続性はないでしょう。
 もし貴方が一眼レフタイプのデジカメ、正しい色温度のライトボックス、三脚かコピースタンドの3つをお持ちならそれでデュープを作ることも試して見てください。いま私はすべてこの方法でスライドをデジタル化しています。
 読み込む画像解像度は72DPI、サイズは後でトリミングする余裕も見て横2000ぐらいが適当です。注意してほしいのは縦横比で、スライドは3:2ですがパソコンの方は4:3です。
 パソコンで画像を保存する場合、将来を予測しながら適切なスタンダードを決めることは、思いのほかむずかしいことです。画像のサイズが大きければそれだけ作業時間はかかりますし、データが増えれば保存も大変になります。当面 はほとんどのプロジェクターがXGAですから1024×768ピクセルで良いのですが、将来に向け少し余裕を見ておこうというのなら1280×960ピクセル、貴方が10年の計を!と考えられるなら1600×1200をスタンダードにして画像を保存すると良いでしょう。

 


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